3日、小倉競馬場で行われた小倉2歳S(GIII・芝1200m)は、
鮫島良太騎手騎乗の3番人気
アストンマーチャン(牝2、栗東・石坂正厩舎)が道中2番手追走から直線入口付近で先頭に並びかけるとそのまま後続を突き放し、5番人気
ニシノマオに2.1/2馬身差をつけて快勝した。勝ちタイムは1分08秒4(良)。さらに1.1/4馬身差の3着には4番人気
スーサンライダーが入り、1番人気に支持された
シルバーストーンは11着、2番人気に推された
ストラテジーは5着にそれぞれ敗れた。
勝った
アストンマーチャンは、
父アドマイヤコジーン、母は
JRA・3勝の
ラスリングカプス(
その父Woodman)という血統。叔父に今年の
ユニコーンS(GIII)で3着に入った
フィールドオアシス(牡3、美浦・池上昌弘厩舎)がいる。7月の2歳新馬(小倉、芝1200m)は2着に惜敗し、前走の2歳未勝利(小倉、芝1200m)で初勝利を挙げていた。通算成績3戦2勝(重賞1勝)。
鞍上の
鮫島良太騎手はデビュー2年目で、同期では一番乗りとなる
JRA重賞初制覇を達成。管理する石坂正調教師は
サンライズペガサスで制した05年
毎日王冠(GII)以来の重賞制覇で、通算では10勝目となった。また、今回の勝利が、新種牡馬
アドマイヤコジーン産駒の
JRA重賞初制覇となった。