今年の
日本ダービーで1番人気に推されるであろう
サートゥルナーリアの、“無敗のダービー馬”への可能性を「血統」、「
皐月賞組の戦績」、「厩舎の実績」という3つのポイントから解説。2回目の今回は「
皐月賞組の戦績」から紐解いていきます。
皐月賞と他の
ステップレースでは、ダービーにおける勝ち鞍の差は歴然!?
【
皐月賞組の戦歴から探る可能性】
過去10年の
日本ダービー勝ち馬を見たときに、10頭中9頭が前走
皐月賞組という結果となっています。唯一の例外である2013年の
キズナは
京都新聞杯(GII)1着からの
ステップで制しましたが、これまでの勝ち方や
武豊騎手が騎乗するということもあって1番人気で出走していました。
2019年の
日本ダービーは令和元年ということで、平成元年から昨年までの過去30回に広げても、前走が
皐月賞以外でダービーを勝った馬は前記の
キズナ以外に
ディープスカイ、
ウオッカ、
キングカメハメハ、
タニノギムレット、
アグネスフライト、
フサイチコンコルドと計7頭しかいません。
日本ダービーの
ステップレースとして
トライアルに指定されている
青葉賞(GII)と
プリンシパルS(L)の2レースがありますが、その組からこれまで勝ち馬は出ていません。
ワグネリアンが勝利した昨年は、前走
プリンシパルSを勝利した
コズミックフォースが16番人気ながら3着に好走し、3連単285万と大荒れの結果となりました。さらには、無敗のダービー馬になった
ディープインパクトの2着は、前走が
京都新聞杯の
インティライミでした。
ですから、ダービーの馬券を検討する際、複勝や連複系の馬券では前走
皐月賞組以外の馬も気にしないといけないかもしれませんが、こと“勝つのはどの馬か”という観点から考えたとき、前走が
皐月賞である
サートゥルナーリアが軸の有力候補になるのは至極当然といえます。
最終回の明日は、「厩舎の実績」という面から
サートゥルナーリアの“無敗のダービー馬”への可能性を探ります。
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