「
安田記念・G1」(6月2日、東京)
G1初挑戦となる
インディチャンプは29日、ブレのないフォームで栗東坂路を駆け上がり、戦う意志を伝えた。
ブラックスピネル(6歳オープン)を前に見ながら登坂。坂上手前で馬体が合うとグイッとひと伸び。最後は2馬身抜け出し、ラスト1Fを12秒4(4F51秒6)でまとめた。
共同記者会見で、生野助手は「“しっかりやる”ということを意識しました。馬場が少し重かったけど、十分に動いてくれたし、良かったと思います」と仕上がりの良さをアピールした。前哨戦のマイラーズC(4着)での内容を精査し、その上で練られた調教メニューだ。前走時の馬体がプラス10キロだったことも加味した意欲の併せ馬。戴冠への糸口を見つける術は、緩めず負荷をかけること。
間隔があいていた前走を使い、いい意味でのガス抜きもできた。主戦の福永は「瞬間的な動きは非凡なモノを持っています。道中は
リラックスさせて、いい脚を使えるようにしたい。ポテンシャルは引けを取らないと思っています」と力を込めた。重賞初制覇を遂げた舞台で迎える、初のビッグステージ。2戦2勝の左回りに全力を注ぎ込む。
提供:デイリースポーツ