「
鳴尾記念・G3」(1日、阪神)
夏競馬の開幕を告げる重賞を制したのは、1番人気の
メールドグラース。道中は後方3番手で進み、直線外から末脚をさく裂させた。破竹の4連勝で
新潟大賞典に次ぐ重賞タイトルをゲット。10年の勝ち馬である
ルーラーシップとの父子制覇を果たした。
またしてもレーンが決めた。先週の
目黒記念を
ルックトゥワイスで制した勢いそのままに、2週連続で重賞を制覇。今季5つ目のタイトルは、短期免許取得期間内での最多重賞勝利となった。「道中は手応え良く運べましたし、ペースが速かったのがこの馬には良かった。直線は気持ち早く動いたかなと思いましたが、馬が強かったです」。来日当初、まだ日本での知名度が低いなか、鞍上の名を世に知らしめた馬こそが
メールドグラースだった。やや早仕掛けをした今回は相棒に感謝。最後は「残りの期間も楽しみ。頑張ります」とさらなる活躍を約束した。
13年
トウケイヘイロー以来のVに、清水久師もご満悦だ。昨春に装着したブリンカーが効果てきめん。素質が一気に開花した。「抜け出してからもしっかりと走っていた。
キタサンブラックの後釜?これで重賞2連勝ですし、先々が楽しみです」。次戦は未定だが、芝の中距離路線に現れた新星から今後も目が離せない。
提供:デイリースポーツ