東京1800mというコーナー3回の特殊なコースで行われるが単に内枠有利とも言えず、開催後半だからと言って差し馬が台頭しやすいと言う訳でもない。比較的堅い決着が多いものの難解な一戦である。
1.若い世代が中心
過去10年の成績を年齢別でまとめてみると、4〜5歳馬が複勝率26.3%なのに対し、6歳以上は複勝率11%となっている。6歳以上の馬が3着に絡んでくるケースは多いが、基本的には4〜5歳の馬が中心になると見て良さそうだ。
2.前走距離に注目
過去10年の成績を前走の距離別で比較してみると、同距離の1800mだった馬の成績は連対率13.2%、1600m以下だった馬は連対率17.8%、2000m以上だった馬は連対率7.2%となっており、前走距離1800m以下だった馬がやや優勢。2000m以上を使われてきた馬は勝ち切れないケースが多い。
3.先行馬に注意
昨年は当てはまらなかったが、12年〜17年の6年間でいずれも4角2番手以内だった馬が馬券に絡んでいた。該当する6頭は15年の
エイシンヒカリを除くと全て4番人気以下。今年はダービーや
安田記念を筆頭に先行馬が活躍するシーンが目立っており、例年以上に先行馬に警戒しておく必要がありそうだ。
ソーグリッタリングは今年に入ってからリステッド競走を連勝。休養明けからの成長は著しく、前走・
都大路Sの内容からして重賞でも通用する目途は立ったと言って良いだろう。以前課題だった折り合いの不安も今ならほとんど問題ないだろうし、スタートが上手なので先行する競馬ができるのも強み。