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【大井・東京ダービー】フリオーソ産駒ヒカリオーソがV 山崎誠士騎手「まだまだすごいポテンシャルが」

  • 2019年06月06日(木) 11時00分
 5日、大井競馬場で行われた第65回東京ダービー(3歳・ダ2000m・1着賞金4200万円)は、2番手でレースを進めた山崎誠士騎手騎乗の3番人気ヒカリオーソ(牡3、川崎・岩本洋厩舎)が、3コーナーで先頭に立って後続を振り切り、直線で追い上げてきた1番人気ミューチャリー(牡3、船橋・矢野義幸厩舎)に2馬身差をつけ優勝した。勝ちタイムは2分9秒4(良)。

山崎誠士騎手のコメント】
「ダービージョッキーになれてめちゃくちゃ嬉しいです。スムーズなレースをさせてあげようと思いましたが、ペースも落ち着いて、折り合いもつきました。皆様の声援があって、最後まで頑張って走ってくれました。

 調教試験明けで半信半疑でしたが、スタッフの皆さんが懸命に仕上げてくれたお陰で力が出せました。まだまだすごいポテンシャルがあると思うので、これからもっと活躍できると思います。一歩でも父(山崎尋美元騎手・現調教師)に近づけたと思うと嬉しいです。

 昨日、とても大きな事故(大井4Rの5頭の落馬事故)があり、すごく気持ちが落ち込んでいたんですけど、しっかりレースをすることでいい顔を見せられたらと思いました。柏木(健宏騎手)さんが早く元気になるよう、皆様も祈って頂けたらと思います」

岩本洋師のコメント】
「とても嬉しいんですが、何しろアクシデント(前走京浜盃時の鼻出血)があったので、そればかりが心配でした。本当にダービーを勝ったのかなと。実感はこれからなのかなと思います。

 行く馬がいるから番手の競馬で、早め先頭で、と思っていたんですが、その通りの展開でした。馬は本当に調子がよかったです。前走のアクシデント後は、獣医師とも相談しながら内臓の修復を心がけていましたが、その間にも調子が上がっていき、良い調教も出来ました。

 次走については、大きなお話もしたいところですが、あのようなこともあったので、馬の体調を見ながら、冷静になって考えてみたいと思います」

(取材:高橋正和、編集:netkeiba)

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