5日、
大井競馬場で行われた第65回
東京ダービー(3歳・ダ2000m・1着賞金4200万円)は、2番手でレースを進めた
山崎誠士騎手騎乗の3番人気
ヒカリオーソ(牡3、川崎・
岩本洋厩舎)が、3コーナーで先頭に立って後続を振り切り、直線で追い上げてきた1番人気
ミューチャリー(牡3、船橋・
矢野義幸厩舎)に2馬身差をつけ優勝した。勝ちタイムは2分9秒4(良)。
【
山崎誠士騎手のコメント】
「ダービージョッキーになれてめちゃくちゃ嬉しいです。スムーズなレースをさせてあげようと思いましたが、ペースも落ち着いて、折り合いもつきました。皆様の声援があって、最後まで頑張って走ってくれました。
調教試験明けで半信半疑でしたが、スタッフの皆さんが懸命に仕上げてくれたお陰で力が出せました。まだまだすごいポテンシャルがあると思うので、これからもっと活躍できると思います。一歩でも父(
山崎尋美元騎手・現調教師)に近づけたと思うと嬉しいです。
昨日、とても大きな事故(大井4Rの5頭の落馬事故)があり、すごく気持ちが落ち込んでいたんですけど、しっかりレースをすることでいい顔を見せられたらと思いました。柏木(健宏騎手)さんが早く元気になるよう、皆様も祈って頂けたらと思います」
【
岩本洋師のコメント】
「とても嬉しいんですが、何しろアク
シデント(前走
京浜盃時の鼻出血)があったので、そればかりが心配でした。本当にダービーを勝ったのかなと。実感はこれからなのかなと思います。
行く馬がいるから番手の競馬で、早め先頭で、と思っていたんですが、その通りの展開でした。馬は本当に調子がよかったです。前走のアク
シデント後は、獣医師とも相談しながら内臓の修復を心がけていましたが、その間にも調子が上がっていき、良い調教も出来ました。
次走については、大きなお話もしたいところですが、あのようなこともあったので、馬の体調を見ながら、冷静になって考えてみたいと思います」
(取材:高橋正和、編集:netkeiba)