禁止薬物摂取の疑いにより15、16日の競馬で競走除外となった156頭に対し、JRAは16日、急きょ救済措置を行うことを発表した。翌週の22、23日の競馬において、該当する全馬に優先出走権を付与する。
出走権を行使できるのは同じ種別の自己条件戦(競馬場、距離、コースは問わず)に限られ、自ブロック対象競走(地元エリアの馬を優先的に出走できる未勝利戦、1勝クラス)については、自ブロック馬が優先される。
なお、問題となった飼料添加物「グリーンカル」が納入されていた厩舎の次週出走予定馬に対して、16日までに365頭(美浦74頭、栗東291頭)から検体を摂取。その後は栃木県の競走馬理化学研究所で順次検査を行い、出馬投票が行われる20日までに終了する予定。陽性・陰性の頭数等、検査結果については、何らかの形でJRAから発表される見通しとなっている。
提供:デイリースポーツ