「ユニコーンS・G3」(16日、東京)
3番人気の
ワイドファラオが見事な二枚腰で
デュープロセスの猛追をしのいでV。初のダート戦で芝の
ニュージーランドTに続く重賞2勝目を挙げた。
「初ダートで、しかも重賞で勝つことは簡単じゃない」と福永は絶賛した。最内枠から抜群のスタートを切ると、迷わず逃げを選択。走り慣れた芝で行き脚をつけ、3頭のハナ争いを制すると、マイペースに持ち込んだ。「正直、手応えは良くなかった。それでも並んでからしのいでくれたあたり、気持ちの強さを出してくれた」と勝負根性をたたえた。
父ヘニーヒューズ産駒はダート戦で好走が目立ち、福永は以前からオーナーサイドに砂路線を進言していた。「立証できてよかった」と満面の笑みを浮かべた。
「自分が乗った馬の中では
メイショウボーラーがいますけど、この馬もG1の舞台で活躍してほしい」。芝で重賞勝ち後、初ダートから3連勝で
フェブラリーSを制した名馬を引き合いに出して、期待の高さを表した。“二刀流”のニューヒーローは、さらなる高みを目指す。
提供:デイリースポーツ