6月18日(火)、
船橋競馬場でヤングジョッキーズシリーズ(以下、YJS)東日本
トライアルが開幕します。前回までは地方勢がシリーズ連覇。第3回を迎える今年は藤田菜七子騎手ら
JRA勢たちの逆襲なるのか? 対する地方勢からはYJS初代王者の
臼井健太郎騎手(船橋)が、このシリーズに合わせて
オーストラリアから帰国。地元船橋から始まる大舞台で2度目の頂点を目指すべく、その意気込みを伺いました。
― 一昨年、初開催だったYJSで総合優勝を果たした時はどんな気持ちでしたか?
臼井 僕はデビューから目立った成績を挙げられていなかったので、YJSを期にという気持ちが強かったです。ファイナルに進んで、中山で乗れたことはすごく嬉しかったですね。子供の頃に父に連れて行ってもらって、ジョッキーになりたいと思った憧れの場所だったので。まさか優勝出来るとは思っていなかったのでびっくりでしたが、とても嬉しかったです。
― 直後に
オーストラリアへ武者修行に行きましたが、まさかあのタイミングで行くとは驚きでした。
臼井 もともと海外に興味があって、YJSで優勝したことはいいチャンスだと思って、周りの方に相談してみたんです。そうしたら話がとんとん拍子に進んで、所属の函館先生も「行ってこい!」と送り出してくれました。たくさんの方のお力で実現することが出来たので、本当に感謝しています。
― いよいよ6月18日(火)から2度目のYJSが始まりますね。
臼井 地元の船橋開催からなので、まずそこに集中して結果を出せるよう頑張りたいです。シリーズ戦というのは難しいですし、馬のめぐり合わせもありますけど、とにかく初戦が大きいですから。普段とはまったくレースの流れも違いますし、初めて一緒に乗るジョッキーも多いので。ただその辺りは
オーストラリアで勉強して来たことなので、その成果が出せればいいなと思っています。
― 今年は船橋、門別、浦和でTRに出場予定です。
臼井 門別は初めて行くのですごく楽しみですね。あと
オーストラリアでずっと芝のレースを経験して来たので、日本でも芝のレースに乗りたくて。盛岡のTRには選ばれなかったので、これはもうファイナルに行って、中山でまた乗りたいです!
― ずばり、ラ
イバルは誰ですか?
臼井 それはみんなですけど、特に同期には負けたくないです。大井の
藤本現暉とは仲が良くて、今年ものすごく活躍しているのでいい刺激を受けています。だからこそ現暉には負けたくないです!
― では、YJSへ向けて意気込みをお願いします。
臼井 前回は馬が強くてたまたま優勝出来ましたが、今回はしっかり考えて、たまたまではなく優勝したいです。YJSは騎手として大きなチャンスなので、そこを活かして飛躍したいですね。
オーストラリアで学んだことと、
地方競馬の良さを合わせて、
森泰斗騎手のようにたくさん騎乗依頼されるジョッキーになりたいです。
(取材・文=赤見千尋)
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