「
宝塚記念・G1」(23日、阪神)
自分を信じて堂々と立ち向かった。1番人気。熱い支持に応えたい。その思いを乗せて主導権を握った
キセキは、2200メートルを精いっぱい走り切った。だが…先頭でゴールを切ることは、またしてもかなわなかった。力を示した2着。結果だけがついてこなかった。
「自分の競馬はできました。3着以下は抑えましたが、勝った馬が強かったです。返し馬でもファンの方々の期待を感じましたが、結果を出せずに申し訳ありませんでした」。前走の
大阪杯に続いて通算3度目となるG1銀メダル。悔しさを胸にしまい、川田は勝者をたたえた。
ダッシュは決して良くなかった。「最近どうも(ゲートの)出が良くないし、器用なタイプではありませんからね。内枠だったので行きましたが、そんなことがあって強いメンバー相手に2着。よく頑張っていると思います」と角居師は、愛馬の走りをねぎらった。
登録のある
凱旋門賞・仏G1(10月6日・パリロンシャン)挑戦は「この結果を見てオーナーと相談します」とした師。既に参戦を表明している、ダービーウイナーの僚馬
ロジャーバローズとともに海を渡るのか。その動向に注目したい。
提供:デイリースポーツ