宝塚記念では
リスグラシューが力強い競馬を見せてくれましたね。
一夜明けた24日朝、厩舎に伺ったところ
リスグラシューはとても積極的に朝ごはんを食べていましたよ。厩舎の方にお話をうかがったところ、とても元気も良さそうとのことでした。
いつものことですが、競馬のあともこうやって元気な姿を見れるのはホッとしますね。今回の勝利に
リスグラシューの調教パートナーである岡助手は「香港での悔しさも晴らしてくれました。とても嬉しい」と振り返っていました。
秋は報道にあるとおり、海外を見据えているとのこと。かつて若いころは輸送で大きく体を減らすこともあった
リスグラシューだっただけに、国内はおろか、海外遠征までもバリバリこなすことになるとは全く想像出来ませんでした。
そして、しっかりと馬にあわせて成長を待って育てればこのように心身ともに強くなれることを実証した矢作厩舎には感服するばかりです。
そして、レーン騎手の好プレーも光りました。今年は
JRAの短期免許が2か月しかないとのことで、次に中央での騎乗がみられるのは来年になります。
でも、NARで取得した短期免許によって今週の
帝王賞では
オメガパフュームにも騎乗するし、
リスグラシューの秋の遠征では
コックスプレートに乗るかもしれない。
そして、ネット時代の恩恵で我々はこれらのレースをどれも現場にいかずして見やすい映像で鑑賞することができるでしょう。ホントありがたい。
リスグラシューの現役生活はクラブの規定で来春までとみられます。限られた時間ではありますが、彼女のこの秋の活躍に期待を寄せることにしましょう。
(取材・文:花岡貴子)