JRAは24日、大阪市内で関西定例記者会見を行い、2021年末までを目標に美浦・栗東両トレーニングセンターのウッドチップコースの調教時計を、自動計測で行うことを明らかにした。
既に坂路コースで運用されている自動計測システム、使用しているICタグをそのまま用いての検証結果が得られたため、コースでも実施することになったもの。
現在、コースはそれぞれ手動で計測されているが、「タイムに若干の差がある、と調教師からの指摘もあったため」と、広報担当の臼田理事は導入理由を説明した。美浦は南W、栗東はCWから開始する。美浦・栗東のその他各コース、滞在馬が多く調教する函館、札幌、小倉競馬場などについては、調整を行った上で考えていく予定。
調教タイムは厩舎関係者の調教メニューに役立てられているのはもちろんだが、馬券検討の材料として、多くの競馬ファンが利用している重要なアイテムのひとつだ。
提供:デイリースポーツ