サ
マースプリントシリーズの第2戦となる
CBC賞(GIII・ハンデ・中京芝1200m)に、美浦からは今年の
高松宮記念(GI)2、3着馬が出走してくる。追い切り後の各調教師のコメント。
高松宮記念で12番人気と人気を落としながら、GI馬の貫禄を見せて2着となった
セイウンコウセイ(牡6・美浦・
上原博之)は、27日(木)に坂路で最終追い切りを行った。
上原調教師
「いつもならレースの当該週にウッドチップコースで最後ビシッとやるパターンでしたが、今週からウッドチップコース閉鎖ということで、先週の水曜日に坂路に入れて足慣らしをしておいて、金曜日に実質的な最終追い切りということで、ウッドチップコースで長めからビッシリと1週前追い切りをしています。
レース当該週は前半は抑えていって、最後手綱を緩めたらしっかり伸びてくるという追い切りでした。元々当該週はサラッとやる予定でしたが、その通り順調にきています。
道悪はさほど苦にしませんし、前走で速い時計に対応していますし、道悪もさほど苦にしないので、良馬場でも道悪でも大丈夫でしょう。暑さも若い頃よりは気にしなくなってきましたし、競馬にいってしまえば暑いのも気にしないと思います。
58キロの斤量はこの馬自体は大丈夫ですが、他の馬とのハンデ差がありますので、そのあたりが鍵となるでしょう。ブリンカーは前回に続いて今回も着けません」
高松宮記念で17番人気で3着と好走した
ショウナンアンセム(牡6・美浦・
田中剛)は、26日(水)にポリトラックコースで追い切った。
田中調教師
「レース間隔があきましたが、フレッシュな状態の方が走ってくれますので、気にはなりません。距離を短縮したことで体に幅が出てしっかりしてきましたし、だいぶ短距離馬らしい体付きになってきました。
今週の追い切りは終いの反応が良かったですね。順調に来ています。今はだいぶ左右差はなくなってきましたが、右手前が得意なので、直線に向いて右手前で走る左回りの方が良いです。中京の1200mは前走で経験していますし、ここで秋シーズに向けて賞金加算をしたいと思っています」
(取材・文:佐々木祥恵)