かつては年末の中京開催を代表するレースのひとつでGII格付けのス
プリントレースだったが、2006年以降は6月に移設されて、GIII格付けのハンデキャップレースとなった。現在ではサ
マースプリントシリーズの第2戦に指定されており、とくに関西圏を主戦場とする馬たちにとっては重要な位置づけにもなっており、昨年はこのレースと
北九州記念を制した
アレスバローズがシリーズチャンピオンとなっている。
京都、阪神で行われた2回を除き、過去10回で1〜3番人気馬は5勝2着4回3着5回。1番人気は1勝2着1回3着1回と不振だ。
前走の彦根Sでス
プリンターとしての素質の高さを示した◎
レッドアンシェルを狙う。元はといえば、2戦2勝で朝日杯フューチュリティSに挑戦した期待馬。中京競馬場は初めてとなるが、左回りの競馬場は
NHKマイルC(4着)などで経験済み。前走のような競馬ができれば、初の重賞タイトル奪取は現実のものとなりそうだ。
17年
高松宮記念に勝ち、今年の同レースでも2着◯
セイウンコウセイは、実績、そして距離コースの適性は最上位。58キロの斤量は、その実績を考えれば仕方のないところだ。やや間隔は空いたものの、使ってくる以上は上位争いを期待したい。
3番手は3歳牝馬の▲
アウィルアウェイ。新潟競馬場で新馬、
ダリア賞を連勝しているので直線の長い、左回りコースは問題ない。前走は久しぶりのス
プリント戦でややエンジンのかかりが遅かったが、最後は差を詰めてきた。当時の2着馬
アスターペガサスが函館ス
プリントS2着というのも心強い。
連覇を狙う△
アレスバローズ、ス
プリント重賞で5着、3着と堅実な△
ショウナンアンセムも差はない。