友道厩舎といえば、7月27日の
キングジョージ6世&
クイーンエリザベスSに出走予定の
シュヴァルグランは7月中旬に出国予定というし、今週の土曜の中京5レースには
ディープインパクトと
アパパネの仔である
ラインベックが出走するし、日曜の福島競馬・
ラジオNIKKEI賞には
サヴォワールエメと
レッドアネモスが2頭使いだし。さらに言えば、もうすぐ行われるセレクトセールでもきっと注目馬を預かることになるのだろうし。
とにかく、いろんな話題が満載なんです。
「今年の2歳もかなりいいですしね。しっかり結果を出していかなければなりませんね」と大江助手。
ラインベックの初陣については「開幕週の初日なので、雨で多少馬場が悪くなることがあってもそこまでは傷まないでしょう。跳びが大きくてフットワークがすごくキレイなので、この走りをぜひ見ていただきたいですね」とかなり自信があるようでした!
そして、2頭使いの
ラジオNIKKEI賞は、
レッドアネモスから聞いてみました。
レッドアネモスについては前走の
白百合Sでのレースぶりがとても収穫があったと話していました。
「彼女にとって前走の
白百合Sのしっかりためて終いも伸びたというのはすごく収穫がありました。選択肢が増えたのもよかったし、今後もああいうレース運びを期待したいですね」
彼女は牝馬のわりにカイ食いがいいとのこと。これはいいですね。牝馬はカイバが細くなり悩まされることが多いですが、そういった不安要素が消えれば調整のしやすさは増します。
「ホントによく食べますね!牝馬らしいピリピリしたところはあるけれど、カイバ食いがいい分、体が必要以上に減る心配をしなくていいので助かります」
もう1頭の
サヴォワールエメも前走は同じく
白百合Sでした。このときの人気は勝った5番人気の
レッドアネモスより上の3番人気と期待は高かったのですが、結果は5着に終わりました。
「前に馬をおいて競馬をするつもりだったんですが、逆に目標にされるかたちになったので少しチグハグな競馬になってしまいましたね」
でも、調教の動きは良かったことから、期待は引き続き寄せ続けたいところです。
「課題は福島までの遠征ですね。これをクリアできれば期待できます」
そういう意味でも、食欲旺盛な
レッドアネモスの肉体的なタフさは有利にはたらくのかな?と思った次第です。
(取材・文:花岡貴子)