現地時間29日、アイルランドのカラ競馬場でG1・愛ダービー(3歳・芝2400m・8頭・1着賞金85万5000ユーロ=約1億507万円)が行われ、ハナを切った伏兵
ソヴリン(牡3、P.
ベギー騎手)が逃げ切りでの優勝を果たした。勝ちタイムは2分31秒50(良)。
6馬身差の2着は、最後の直線で末脚を伸ばした、1番人気の英ダービー馬アン
ソニーヴァン
ダイク(牡3、R.ムーア騎手)。さらに2.1/2馬身差の3着には、2番手から競馬を進めたノルウェー(牡3、S.ヘファナン騎手)が入った。
ソヴリンは
父Galileo、
母Devoted To You、
その父Danehill Dancerという血統。前走は英ダービー10着で、重賞初制覇が愛ダービーという大舞台に。
鞍上のパドレイグ・
ベギー騎手は、2017年にも人気薄の
ウイングスオブ
イーグルスで英ダービーを制しており、それに続いてのダービー制覇となった。
またこのレースは、出走馬8頭中5頭がエイダン・オブライエン厩舎の管理馬で、伏兵
ソヴリンの逃げ切りという波乱の決着にはなったものの、結果的には上位3頭を同厩舎が独占した。
A.オブライエン厩舎はこれで、2006年から2012年にかけての7連覇を含む、愛ダービー13勝目。