「プロキオンS・G3」(7日、中京)
連覇を目指す
マテラスカイは4日、朝一番の栗東坂路に登場。心配された豪雨の影響もさほど受けることなく、この馬らしい、豪快な動きを披露した。ゴール前は、いの一番に駆け上がった
ジャスパージャック(3歳1勝クラス)に肉薄し、ほぼ同時にフィニッシュ。しまい重点に、4F51秒8-36秒9-11秒9の好時計をマークした。
騎乗した高野助手は「この馬場(重)でもしまい12秒を切っていたし、体調はいいですね。何のアク
シデントもなく順調に来られました」と納得の表情。昨年との比較でも「筋肉量が増えている。ブレずに走っていたし、成長を感じました」とさらなる
パワーアップを強調した。
昨年はダート7F戦のJRAレコードを、1秒2更新してのV。その後は勝ち星から遠ざかっているが、今年3月の
ドバイゴールデンシャヒーンで2着に好走。活気を取り戻し尾張の舞台に立つ。
秋はBCス
プリント・米G1(11月2日・サンタ
アニタパーク、ダート1200メートル)が大目標。森師が「そこへ行くためには大事な一戦」と気を引き締めれば、
武豊も「左回りが合うね。サンタ
アニタはめちゃくちゃ合うだろうし、ドバイで一緒に走った馬が、アメリカのトップ。行って恥ずかしくない馬。当然、ここを勝って行きたい」と意気込む。同レースには、菜七子&
コパノキッキングが参戦するプランもある。夢膨らむ秋へ、国内で負けてはいられない。連覇は至上命題だ。
提供:デイリースポーツ