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【函館記念】ステイゴールド産駒の評価は? キングカメハメハは人気薄でも侮れない/データ分析(血統・種牡馬編)

  • 2019年07月11日(木) 12時05分
 14日に函館競馬場で行われる函館記念(3歳上・GIII・芝2000m)について血統・種牡馬別に検証していく。なお、札幌競馬場で開催された2009年は除く。

 過去10回で最多となる3回の馬券絡みがマヤノトップガンステイゴールド。2回でジャングルポケットマンハッタンカフェシンボリクリスエスフジキセキキングカメハメハダンスインザダークと続き、好走馬の種牡馬バリエーションは豊富だ。

 ステイゴールド産駒は延べ12頭が出走して「1-1-1-9」、1〜3人気の支持を集めた馬が6頭いたことを思うと少し物足りず、昨年もトリコロールブルーが1人気で6着に敗れていた。ただし、16年3人気1着、15年2人気8着のマイネルミラノのように巻き返す例もあるので見限ることも難しい。今年はステイフーリッシュマイネルファンロンレッドローゼスの3頭が出走予定。上位人気が予想されるステイフーリッシュ母カウアイレーンが10年クイーンSの3着馬で、近親にブラックホークピンクカメオがいる血統背景からもタフな洋芝はこなせそうだ。

 キングカメハメハ産駒は延べ9頭が出走して「0-1-1-7」、一見すると不振に思える成績も9頭中6頭が6人気以下、18年サクラアンプルール(7人気2着)、15年ヤマカツエース(7人気3着)と人気薄でも侮れない。今年は19年巴賞を負担重量59kgで制したスズカデヴィアスと近親に18年函館記念勝ち馬エアアンセムがいるエアスピネルの2頭がスタンバイ。

 ハーツクライ産駒は延べ2頭が出走して「0-0-0-2」、いずれも二桁人気の人気薄で適性が図れたとは言い難く、上位人気で改めて真価を問われそうだ。なお、牡駒は函館芝2000mで「8-3-3-27」勝率19.5%・複勝率34.1%と上々の好走率を示している。今年はアーバンキッドマイスタイルの2頭が出走を予定しており、後者は巴賞を人気で凡走していたことから2戦2勝の函館芝2000mで巻き返しなるか注目したい。

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