今週の福島競馬場と中京競馬場でデビューする注目の2歳馬6頭について、関係者のコメント。
【7月13日(土)】
■福島5R 芝1800m
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キョウエイゴー(牡2・美浦・
萱野浩二厩舎)父
キズナ 母アリー 母
父Deputy Minister 半姉に2018年
ファンタジーS(GIII)3着、2019年
フィリーズレビュー(GII)3着で
桜花賞(GI・8着)にも出走した
ジュランビル(牝3・父
キンシャサノキセキ)がいる。
萱野調教師のコメント
「体に少し余裕がありますけど、時計は出ていますし、動きは水準以上です。ひと叩きをしてからの方が良い感じはしますが、能力があるのでどこまでやれるかですね」
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ディアセオリー(牡2・美浦・
高木登厩舎)
父サムライハート 母サイレントベッド 母
父ソウルオブザマター 近親
ナムラマース(2006年
札幌2歳S・GIII、2007年
毎日杯・JpnIII優勝)
高木調教師のコメント
「全兄の
ディアコンチェルト(抹消・1600万下)は気性が難しかったように、この血統は手を焼く傾向にありますが、この馬は素直ですね。調教も動きます。ゲートも速い方ですし、どこまでやれるか楽しみですね」
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リスペクト(牡2・美浦・
奥村武厩舎)父
エピファネイア 母ラヴィアンフルール 母
父ステイゴールド 近親に2012年
オールカマー・GII、2013年
中山記念・GIIなど重賞3勝の
ナカヤマナイトがいる。
奥村調教師のコメント
「
エピファネイア産駒なので、まだこれから成長をしていくと思いますが、ここまでトラブルなく来ていて順調です。素直な気性で従順ですし、小回りの福島も合いそうですね」
■福島6R 芝1200m 牝馬限定
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マジックキャッスル(牝2・美浦・
国枝栄厩舎)
父ディープインパクト 母ソーマジック 母
父シンボリクリスエス 母は
桜花賞トライアルの
アネモネS優勝から
桜花賞(GI)に駒を進めて3着。半兄の
ソーグリッタリング(牡5・
父ステイゴールド)は2019年
エプソムC(GIII)で3着。
国枝調教師のコメント
「ゲート試験に合格した後も在厩で調整してきました。真面目過ぎて少し臆病な面もあるのですが、ゲートの出は速いですし、自分の形に持ち込めれば力を発揮できるでしょう。バネがあって、ピッチ走法でもあるので、短いこの距離は合っていると思います」
■中京5R 芝1600m
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ヴィクターバローズ(牡2・美浦・
堀宣行厩舎)父
ロードカナロア 母モスカートローザ 母
父ディープインパクト 近親に2007年の
スプリングS(GII)勝ちの
フライングアップル、2012年の
シリウスS(GIII)、2014年の
マーキュリーC(JpnIII)を制した
ナイスミーチューがいる。
森調教助手のコメント
「ゲート試験合格後も在厩で調整していますが、ここまで順調に来ていますし、追い切りで古馬と併せて素軽い動きをしています。
ロードカナロア産駒で、スピードがあるタイプですね。
テンションが少し高めなので、落ち着いて臨めればと思います」
【7月14日(日)】
■福島5R 芝1200m 混合
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プリンスチャーム(牡2・美浦・
栗田徹厩舎)父
Iffraaj 母Princess Cammie 母
父Camacho 英国産
栗田調教師のコメント
「仕上がっていますし、ゲートの出も速い部類です。気が良い馬で、良いスピードも持っていますので、2歳戦に向くタイプだと思います」
(取材・文:佐々木祥恵)