7月21日の
函館2歳Sにホッカイドウ競馬から3頭(
アザワク、
バブルガムダンサー、
プリモジョーカー。いずれも
角川秀樹厩舎)が挑んだ。
それぞれ初めての長距離輸送(
門別競馬場から4時間半余り)を経て、初の芝コースでの競馬だったわけだが、4角11番手から末脚伸ばし9着となった
プリモジョーカー(牝、父
スズカコーズウェイ)が最先着。デビュー2連勝の好内容を買われて7番人気に支持された
アザワクは12着(牝、父
カレンブラックヒル)、「日本一早い2歳重賞」
栄冠賞を勝って臨んだ
バブルガムダンサー(牝、
父パイロ)はテンから追走に苦労してしまい15着という結果。
昨年は
エムティアンが4角先頭からあわやのシーンを作った(結果は優勝
アスターペガサスから0秒3差4着)のだが、今年は残念ながら見せ場をつくれず終い。なお、3頭とも2桁マイナスの馬体重での出走となったが、この点に関してはレース後、角川師が「いずれも前走時に余裕残しで作っていたので想定内」とのことだった。
芝では苦戦してしまった“三人娘”だが、すでに実績を残している地元門別のダートに戻れば話は別。今年は10月10日(木)に行われる第22回
エーデルワイス賞JpnIII(1200m外回り)、あるいは川崎の地方全国交流重賞
ローレル賞SII(11月19日・1600m)等を大目標に、それぞれ今後のローテーションが組まれていくことになりそうだ。
今週の門別
グランシャリオナイターは、きょう23日からの3日間。25日には、メイン12Rに“夏の2歳暫定王者決定戦”第13回
ブリーダーズゴールドジュニアカップH1(1700m外回り、JBC協会協賛「
ヘニーヒューズ賞」)が行われる。同レースに関しては、当日また別稿で紹介させていただくとして、今夜のメイン12R「
ヴァンセンヌ賞」(3歳上B4-2組・1800m、JBC協会協賛)にも目を向けていただきたい。
何といっても注目は、
JRA2戦未勝利での門別転入から全て楽勝で目下5連勝中の
フライオールデイズ(牡4、
田中正二厩舎。
父スペシャルウィーク)。門別5勝は、すべて先手とっての逃げ切り楽勝。初戦2馬身半→3馬身→6馬身→5馬身→4馬身と大きな着差で勝っており、今回からB級に上がったとはいえ、まだまだ破竹の進撃が続きそうな予感だ。
前走C2-2組の自己条件を勝って今回格上挑戦の3歳馬
ルフィアンキック(牡、
米川昇厩舎。
父シンボリクリスエス)ほか他馬の追撃も前走までよりは厳しくなりそうだが、ここも突き放して圧勝するようなら、まだ暫く連勝が続き得る高素質馬の証といえるかもしれない。
発走はこの後、20時40分。ぜひ御注目いただきたい。
(文=ひだか応援隊)