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マースプリントシリーズの第3戦。新潟千直という条件は、高いス
プリント適性が求められるのはさることながら、コースがシンプルであるからこそ息の入れどころや各枠からの出方などの駆け引きが重要となってくる。人馬共にスペシャリストが生まれやすい条件だと言えるだろう。
1.外枠有利
過去10年で8枠が5勝。複勝率も33.3%と他の枠を圧倒している。6、7枠も複勝率は20%を超えているので外枠有利なのは確かだ。今年の春の開催でも、7・8枠はいずれも複勝率40%を超えていた。
2.キャリア20戦以上の馬は割り引き
過去10年の成績をキャリア数別で見てみると、キャリアが6〜20戦だった馬の複勝率が37.0%と上々なのに対し、キャリア21戦以上だった馬は複勝率9.7%にとどまる。
3.前走4角先頭だった馬が有利も
過去10年で、前走4角先頭だった馬が5勝を挙げており複勝率は41.7%。やはり、前々で立ち回れるスピードというのは必須となってくる。ただし、昨年の
ダイメイプリンセスのように直線競馬で一変するタイプ(=スペシャリスト)は例外となるので、過去戦績をチェックしておきたい。
ライオンボスは春の新潟千直で2戦2勝。その前は2戦連続で最下位だった馬とは思えないレースぶりで、ともに勝ち時計は重賞でも通用するレベルのものだった。相当に直線競馬と相性が良いのだろう。今回は斤量が3kg増え、マークされる立場にもなるだろうが非常に楽しみな一頭だ。