かつては秋の東京、中山競馬場で行われていた3歳牝馬限定競走だったが、2000年からは舞台を札幌競馬場に変えて、競走条件も3歳以上となった。
秋華賞、
府中牝馬Sから
エリザベス女王杯へと続く秋の牝馬重賞戦線へ向かう上では重要な
ステップレースとなっている。
函館競馬場で行われた2013年含め、過去10年間で1〜3番人気馬は7勝2着4回3着4回。1番人気馬も4勝2着3回3着1回と堅調。別定戦で行われる重賞競走だけあって堅く収まるケースが多い。
開幕週の芝コース、しかも小回りの札幌競馬場だけに先行力は不可欠か。◎
ミッキーチャームは、昨年の函館、札幌競馬で3連勝。洋芝適性が高いというよりも滞在競馬がプラスに働いたようだ。逃げた方がベターだが、逃げなくても競馬ができる馬。この枠順なら揉まれることなく、自分の競馬ができそうだ。
2番手には3歳馬◯
メイショウショウブを抜擢。
デイリー杯2歳Sが
アドマイヤマーズの2着で、
ニュージーランドトロフィーは
ワイドファラオの2着だから3歳世代でも上位の能力の持ち主だ。
オークスで大敗しているので距離に壁がありそうだが、小回りコースの1800mなら克服可能と見る。
3番手は
マーメイドS3着の▲
スカーレットカラー。前走は最後の直線でなかなか前が空かずに苦しい競馬を強いられたが、成長を感じさせる内容だった。使われながら体重が増えているように、体調は良さそうだ。
あとは連下候補として。昨年の2着馬△
フロンテアクイーンに、
中山牝馬Sで
フロンテアクイーンに迫った△
ウラヌスチャーム。
福島牝馬S3着△
ダノングレースと洋芝が得意な△
カリビアンゴールドを抑えておきたい。