小倉競馬場を舞台に行われる唯一の障害重賞。3390mの距離に高低差2.76mのバンケット含む11の障害が待ち受けるコースで、最初の直線は芝コース。障害そのものは高い難易度ではないが、ダートコースの内側に設けられた障害コースは1周1300mという小回りコースを2週半。スタンド前から発走して10回のコーナーをまわる上に最後の直線にも障害が置かれているために先行馬が圧倒的有利にレースを進められる。過去10年で1〜3番人気は7勝2着6回3着4回と堅調。1番人気に限っても4勝2着3回3着1回と人気に応えている。
◎
メイショウダッサイは障害初勝利のあと5戦して2勝2着2回3着1回。1戦毎に力をつけている印象で、先行力もある。本当は最後の直線はダートコースの方が良いのかもしれないが、
阪神ジャンプSでは離されたとはいえ3着を確保。障害馬としての資質の高さを示している。
逆転の可能性を秘めるのはハードル界のスピードスターの◯
タマモプラネットだ。京都競馬場の障害コースを得意としているので小回りコースはこなしてくれるはず。前走は明らかに距離が長かった。持ち前のスピードで後続の追撃を封じ込めたい。
▲
メイショウタンヅツは、
京都ハイジャンプで
タマモプラネットに先着する3着。未勝利戦を勝ったばかりで、しかもレース中に不利を被っていたことを考えれば健闘だ。ダッシュの良くない馬だが、早めにスパートできるのが強み。スムーズな競馬ができれば逆転も。夏に入ってから好調な△
シゲルロウニンアジ、昨年3着△
アグリッパーバイオまで抑えておきたい。