急逝した史上2頭目の無敗の三冠馬・
ディープインパクトについて、引退レースを実況したフジテレビの三宅正治アナウンサーが31日、同局で放送された「
ノンストップ!」で、「あるはずのない翼が見えた。それぐらいすごかった」と振り返り、早すぎる死を悼んだ。
三宅アナは、
ディープインパクトの引退レースとなった06年の
有馬記念を実況。ゴールの際には「間違いなく飛んだ!間違いなく飛んだ!
ディープインパクト、どうだ、最後の衝撃だ!」と実況し、最後の走りを興奮いっぱいに伝えた。
三宅アナは競馬実況歴25年。その中でも
ディープインパクトの衝撃はすごかったといい「僕が見てて魅力を感じたのはゴール前で見せる、あの圧倒的な末脚ですよ。あっという間にかわして、そこから更にリード広げて、絶対この馬には勝てない、まさにインパクト(を与えた)」と次元の違う走りを振り返った。
最後の実況についても「スタートして3コーナーあたりで、そこから一気に上がってくる。そこから『翼を広げた』という実況をしたけれど、そこにあるはずのない翼が見えた。そのくらい凄かった」と、まさに“飛んでいる”といわれた走りを表現した。そして「今回も『また飛んだよ』という思いがあふれたので『間違いなく飛んだ!』という風に(実況した)」と語っていた。
提供:デイリースポーツ