現地時間1日にイギリスの
グッドウッド競馬場で行われたナッソーS(G1・芝1980m・9頭・1着賞金34万260
ポンド=約4500万円)は、後方から進めた
O.マーフィー騎手騎乗の
ディアドラ(牝5、栗東・橋田満厩舎)が、直線で内から伸びてL.デットーリ騎手騎乗のメダーヤ(牝3、英・J.ゴスデン厩舎)を捕らえ、これに1.1/4馬身差をつけ優勝した。勝ちタイムは2分2秒93(良)。
メダーヤから1.1/4馬身差の3着には、D.タドホープ騎手騎乗のローダー(牝4、英・M.
スタウト厩舎)が入った。
ディアドラは父
ハービンジャー、
母ライツェント、
その父スペシャルウィークという血統。今年は海外での転戦を続けており、これが2017年
秋華賞以来のG1タイトルに。
日本調教馬による欧州G1優勝は、
エイシンヒカリの2016年イスパーン賞(仏G1)以来、3年ぶり。イギリスでの優勝は
アグネスワールドの2000年
ジュライC(G1)以来、19年ぶり2頭目。また日本調教牝馬による欧州G1優勝も、
シーキングザパールの1998年
モーリスドゲスト賞(仏G1)以来、21年ぶり2頭目の快挙となった。
また、デットーリ騎手&ゴスデン厩舎のコンビは、30日の
グッドウッドC(G1)をストラディヴァリウス、31日のサセックスS(G1)を
トゥーダーンホットで制しており、今回もメダーヤであわや3日連続G1制覇となるところだったが、それを
ディアドラが目前で阻止する結果となった。
【ナッソーS 全着順】
1着
ディアドラ2着 メダーヤ 1.1/4
3着 ローダー 1.1/4
4着 サンメイデン 2.1/2
5着
ジャストワンダフル 3/4
6着
ナイアレティ 1.1/2
7着 チャンネル 1/2
8着 マクサド 2.3/4
9着 ハモサ 38