態勢は整った。12日の
クラスターC(盛岡・ダート1200メートル)に臨む
コパノキッキング(セン4歳、栗東・村山)が、函館ダートで最終追いを行った。スムーズにペースを上げ、直線は馬場の七分どころへ。ラスト1Fは12秒1と加速した。
今回は
東京スプリント2着以来、4カ月ぶりの実戦となる。放牧先でフレグモーネを発症するアク
シデントこそあったが、柴田助手は「帰ってきてからは順調。落ち着きがあって、いい雰囲気です。追うごとに反応も良くなっている」と仕上がりに及第点を与えた。
コリアス
プリント・韓国G3(9月8日・ソウル)にも登録しているが、本丸はBCス
プリント・米G1(11月2日・サンタ
アニタパーク)。今回の結果次第で針路が決まるだけに陣営も力が入る。
手綱を取るのは、9日に22歳の誕生日を迎えた藤田菜七子。仕上げ人は「注目されるのは仕方ないですよね。それでも、ここで勝ってくれれば彼女も楽になる」と鞍上の重圧を思いやる。注目を集めた
フェブラリーS(5着)からコンビ結成3戦目。今度こそ歴史的瞬間が見られるかもしれない。(デイリースポーツ・刀根善郎)
提供:デイリースポーツ