2004年に
NHKマイルCと東京優駿を制し、また、2010年・2011年にリーディングサイヤーに輝いた
キングカメハメハ(牡18)が昨日、北海道勇払郡安平町の社台スタリオン
ステーションで死亡した。
◆社台スタリオン
ステーション事務局
三輪圭祐氏のコメント
「免疫機能の低下に伴い、種牡馬を引退して療養していました。体調が優れなかった中、特にここ1ヶ月くらい体調が優れないことが多くなりました。昨日の夕方から体調が急変し、懸命に治療を行いましたが、23時ごろ残念ながら息を引き取りました。
競走成績や産駒成績も素晴らしく、多くの後継種牡馬たちも送り出してくれ、競馬界に大きな功績を残してくれたと思います。
また、社台スタリオン
ステーションとしても、ベテランや若手問わず、どんなスタッフも優しく受け入れてくれたことに加え、
プライドの高い馬たちが集まるこの特殊な環境において、周囲の馬たちが落ち着けないような状況下でも、いつも冷静な
キングカメハメハが中心にいることで、それを見習い、そばにいる馬たちから落ち着きを取り戻していくなど、いつも牧場全体に良い影響を与えてくれていました。
スタッフも色々なことを教わりましたし、種牡馬として、1頭の馬として、尊敬すべき素晴らしい馬でした。感謝の気持ちで一杯です。ご冥福をお祈りいたします」
(
JRAのプレスリリースより)