14日、
大井競馬場で行われた第53回
黒潮盃(3歳・ダ1800m・1着賞金1800万円)は、好位からレースを進めた
岡部誠騎手騎乗の2番人気
リンノレジェンド(牡3、北海道・
林和弘厩舎)が直線で先頭に立ち、直後から迫る1番人気
グリードパルフェ(牡3、船橋・
山田信大厩舎)を振り切って、これに2.1/2馬身差をつけ優勝した。勝ちタイムは1分54秒1(重)。
【
岡部誠騎手のコメント】
「テン乗りでしたが、過去のレースビデオなどは見ていました。跨がってみて、背中が柔らかく雰囲気のいい馬だと思いました。
少し促して(前に)行ったので、少しハミを噛んでイライラしてたんですけど、それが良い方向に向いたかも知れません。4角で後続が見えたのでどうかなと思いましたが、止まらないイメージがあったので、何とか踏ん張ってくれという感じで追いました。
期間限定騎乗はなかなか勝鞍が伸ばすことが出来ないんですけど、こうして重賞を勝たせていただいたことで勢いがついて、あと半月くらいですが、気を緩めずに勝っていけたらと思います」
【
林和弘調教師のコメント】
「岡部騎手はこの馬の過去のビデオを見てくれていたので、コーナーで遅れることがあることくらいを伝えました。後はジョッキーにお任せでした。
いい流れになってくれて、本当に良かったです。後続に寄られたときは、負けるのかなと思いましたが、追ってからまたひと伸びしてくれたので、残り100mで勝てたと思いました。
切れ味勝負は不得意で、脚を長く使えることがセールスポイントだと思うので、門別よりもこっちの方が合うかなと思います。今後は、南関の方に(大井・
鈴木啓之調教師)戻ると思います」
(取材:高橋正和、編集:netkeiba)