「
北九州記念・G3」(18日、小倉)
9番人気の
ダイメイプリンセスが混戦を突き抜けた。ハイペースに乗じて、後方からの鮮やかな差し切りV。昨夏の
アイビスSD以来の復活劇となった。
ここまで全6勝のうち4勝をマーク。5戦ぶりのコンビ結成に、秋山は「返し馬の段階で、具合がいいと感じていた。久々に騎乗できたので、何とかしようと心の中で思っていた」としてやったり。自身にとっても“小倉平地重賞・完全制覇”達成となり、思わず表情が緩んだ。
決して中間は順調ではなかった。14日の追い切り翌日から馬場入りせず、厩舎周りの運動に終始した。16日には馬体の硬さを取るために治療を施した。森田師は「それが良かったんだろうね。(昨年9月の)
スプリンターズS(4着)もそんな状況でしたから」と安どの笑みだ。
「オーナーと相談になるけど、この相手に勝ったわけだし、サ
マースプリントチャンプを狙いたいから、
セントウルS(9月8日・阪神)へ向かうかも」と師。得意の夏で弾みをつけ、昨秋の忘れ物を取りに行く。
提供:デイリースポーツ