現在の条件で行われるようになった2002年以降にこのレースを連対した34頭中、後に2-3歳GIを制した馬は5頭で、古馬重賞を勝ったのは唯一の古馬GI馬
ジャスタウェイを含め7頭のみ。将来性よりは、早熟性の方が物を言いやすいレースだ。
1.末脚必須
過去10年中8年で、上がり3F1位の馬と2位の馬いずれもが馬券に絡む結果となっている。経験の浅い若駒の戦いで判断材料が少ないことは否めないが、新馬・未勝利戦などを見てどの馬が最も末脚を使えるかということについてじっくり考える必要がある。
2.馬体重に注目
過去10年で3着以内になった30頭中、実に24頭は馬体重が440-479kgだった。複勝率にして24.7%に上り、480kg以上の11.8%、439kg以下の5.7%を大きく突き放している。この範囲から外れる馬は疑ってかかるのが手だろう。
3.スピード経験に妙味
過去10年のオープンクラス以上の新潟芝マイル戦において、最も単複回収率が高いのは前走1200m組。次点で前走1400m組となっている。このレースにおいても例外ではなく、
スティルネス、
マコトルーメン、
ニシノラッシュ、
ノウレッジら前走1200mの馬が穴を開けている。
クリアサウンドの初戦は中京芝1400m。重馬場ながら終いまでしっかり脚を伸ばし、2着に3馬身差を付ける快勝だった。稽古で好時計を出していたことからも、より軽い馬場で上がりが求められる競馬にも対応することができるだろう。