「キーンランドC・G3」(25日、札幌)
札幌に移動する函館滞在馬は水曜までに出発しなければならないルール。それを考慮して2頭が20日、函館Wで火曜追いを行った。
ダイメイフジは同じ森田厩舎で先週の
北九州記念を勝った
ダイメイプリンセスの半弟。
ブラストワンピースで
札幌記念を制した大竹厩舎からは
デアレガーロが重賞獲りに臨む。両厩舎の僚馬が先週に続く。
姉に続け-。
ダイメイフジは函館Wを単走で力強く駆け抜けた。5F70秒1-40秒6-13秒2。森田師は「指示通りやね」と納得の様子。函館滞在馬の札幌移動は水曜までに出発しなければならないため、「追い切ってすぐの輸送はどうかと思うので」という判断から、輸送前日の火曜追いを敢行した。
先週の
北九州記念を勝った
ダイメイプリンセスがひとつ上の半姉だ。夏に強い
プリンセスに比べると、こちらは夏場を避けてきたイメージが強い。ただ、今年は北海道シリーズを選択し、
函館スプリントS4着に、UHB賞3着と健闘した。「暑さには弱いけど、涼しい函館がいいんじゃないかな」。気候のいい北の地がうまく
フィットしているようだ。
「今回楽しみにしているのは乗り役」。WASJのために来日するL・オールプレスを鞍上に迎えた。「菜七子か迷ったけど、
ロゼッタストーンの騎乗がすごかったんだ。体全体を使って追っていて、度胸があった」。16年10月の東京ダート1400メートル(1000万下)で後方から追い上げ、13番人気ながら3着と奮闘した一戦が、トレーナーの脳裏に焼き付いているという。
2週連続できょうだい重賞Vへ。ニュージーランドでリーディングに輝いた女性騎手と、どんな化学反応を起こすのか注目だ。
提供:デイリースポーツ