高松宮記念を制し、G1ホースとなった
ミスターメロディ(栗東・
藤原英昭厩舎)。8月7日にノーザンFしがらきから栗東へ帰厩しており、次走予定の
セントウルS(9月8日・阪神芝1200m)に向けた調整が進められている。
今朝21日はCWコースで朝一番に追い切り。
岩田望来騎手が跨り、
シャドウアロングを追いかける内容。とはいっても、スタートして相手は遥か前方といった感じで、道中は単走にも見えるような位置だった。
4コーナー手前あたりで、ようやく前が見えるあたりまで差を詰めてきて、最後の直線では射程圏に入れるようなところまで押し上げていた。ただ、そこから無理に追いつくことはなく、2馬身ほどの差をあけたままでゴールとなった。
併せ馬の表記としては、遅れになるだろう。休み明けということもあり、懸念材料と捉えることもできるだろうが、動き自体を見ていれば、最後まで余裕があり、全く気にならない遅れ。むしろ、このくらいでとどめておかないと、動きすぎになってしまう。
時計は6F80.9〜5F65.9〜4F51.5〜3F38.0〜1F13.1秒。これまでCWで追い切られて、6Fから時計を出して、これだけ速い数字をマークしたことはない。1周半の追い切りでこれだけ最後まで余裕を持てたこと自体、春よりも成長した状態を示しているような気がする。
(取材・文:井内利彰)