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【キーンランドC】ダノンスマッシュ再進撃だ 禁止薬物騒動で仕切り直しも不安なし

デイリースポーツ
  • 2019年08月22日(木) 07時00分
 「キーンランドC・G3」(25日、札幌)

 復帰戦に予定していた函館スプリントSを、禁止薬物騒動で競走除外に。仕切り直しを余儀なくされたダノンスマッシュだが、21日の札幌芝で躍動感あふれる動きを披露。不安なしをアピールした。スプリント界の頂点を目指し、ここから再進撃を開始する。タワーオブロンドンも併せた僚馬を手応えで圧倒。2度目の千二で本領発揮といく。

 1番人気で4着に敗れた高松宮記念以来の実戦となるダノンスマッシュは、札幌芝で新たにコンビを結成する川田を背に最終リハに挑んだ。5F67秒9-38秒5-11秒5。道中は緩いラップを刻み、直線は外ラチ沿いを軽快に駆け抜けて、スピード感満点の走りを披露した。

 川田は「レースでは乗っていないので比較はできないですが」と前置きしながら、「何より順調に来ているようなので十分です。前回は除外で残念な形になってしまったけど、影響なく来られたと思います」。慎重に選んだ言葉にも、手応えの良さがにじんでいた。

 予定していた函館スプリントSは、禁止薬物騒動で競走除外の憂き目に。当時は調教師、厩舎スタッフともやり切れない思いを募らせていたが、岩本助手は「体はできているし、時計も仕上がりも予定通り。函館の時は間に合ったという感じだったが、今回は順調に調整できています」と再スタートとなる一戦に自信をのぞかせる。

 当レースは昨年2着に敗れたが、その後休養を挟んで京阪杯シルクロードSと重賞を連勝。スプリント界での地位を築いてきた。「あとは枠だけ。3、4枠辺りがいいですね。具合は本当にいい感じで来ているので」。枠に泣かされた前走の高松宮記念。「自信はあったんです」と今でも悔しさを忘れてはいない。再び頂点を目指すためにも、スッキリと仕切り直して、再進撃を開始する。

提供:デイリースポーツ

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