25日に札幌競馬場で行われる
キーンランドC(3歳上・GIII・芝1200m)について枠順・馬番別に検証していく。ただし、函館競馬場で開催された2013年は除く。
過去10回、馬番別では最多となる4回の馬券絡みが11番。3回で4番、5番、12番と続く。どの馬番からも満遍なく好走例が見られるが、最内枠の1番だけは「0-0-0-10」と結果を残せていない。
参考までに枠順による成績を比較すると下記の通り。
1枠 0-0-1-16 複勝率5.9% 複勝回収率7%
2枠 1-0-3-13 複勝率23.5% 複勝回収率105%
3枠 1-2-0-16 複勝率15.8% 複勝回収率150%
4枠 2-2-0-16 複勝率20.0% 複勝回収率34%
5枠 1-1-2-16 複勝率20.0% 複勝回収率53%
6枠 3-1-1-15 複勝率25.0% 複勝回収率90%
7枠 1-2-3-14 複勝率30.0% 複勝回収率83%
8枠 1-2-0-17 複勝率15.0% 複勝回収率47%
10年 1枠1番
ビービーガルダン 1人気4着
08年 1枠2番
キンシャサノキセキ 1人気3着
枠順別成績においても最内枠となる1枠は苦戦しており、通算でも1枠は「0-0-2-19(2006年以降)」と未だ連対例がなく、07年には
ローレルゲレイロ(1枠2番)が1人気11着と大敗している。しかし、12年には2枠2番の
パドトロワが勝利しているため、あくまでもフルゲート時(=16頭立て)の1枠、もしくは馬番1番に限定して割り引く必要がありそうだ。
【4人気以下】
1〜2枠 0-0-2-25 複勝率7.4% 複勝回収率55%
3〜8枠 3-5-4-84 複勝率12.5% 複勝回収率71%
最後に、17年
エポワス(12人気1着)や08年
タニノマティーニ(16人気1着)など、
キーンランドCは人気薄の激走も見られるが、やはり枠順を踏まえると上位人気馬でも苦戦傾向にある内目の枠では期待しづらいかもしれない。