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ワールドオールスタージョッキーズ」(24日開幕、札幌)
今年も国内外から腕達者が集結。なかでも、シリーズ制覇に向けて
武豊騎手(50)=栗東・フリー=が並々ならぬ意欲を燃やしている。過去4年で2位が3回と悔しい結果に終わっているだけに、今年こそお立ち台の一番高いところで喜びをかみ締めたいところだ。
国内外の実力者との腕比べに胸が躍る。日本が誇る名手・
武豊の眼の奥が鋭く光った。「毎年楽しみにしているし、出られるのを目標にしています。2位ばかりだから、今年こそ優勝しないとね」。今年で5年連続の参戦だが、過去4年で2位が3度。前身のワールド
スーパージョッキーズシリーズでは92年に優勝はあるものの、その後はタイトルから遠ざかっている。今年にかける思いは強い。
優勝をつかむポイントを、「一つは勝つこと。あとはC、D評価でいかに4、5着を拾えるか」と分析する。抽選の結果、第2戦の
ペイドメルヴェイユ(C評価)、第3戦の
キタサンタイドー(A評価)と、過去に騎乗経験がある馬を引き当てた。特徴を知るパートナーとのコンビは、間違いなくプラスに働くだろう。「みんないいところを見せたいと思っている。本当に楽しみ」と声を弾ませた。
今年は初出場の藤田菜七子ら、フレッシュな顔触れもそろう。「バラエティーに富んだメンバー。的場さんもいるし、久々に最年長じゃないと思った(笑)。女性も3人いるしね。札幌のイ
ベントとして定着してきた」。今年で5年目となる札幌開催。名手の栄冠への執念が、北の大地を熱くする。(デイリースポーツ・大西修平)
提供:デイリースポーツ