9月1日に新潟競馬場で行われる
新潟記念(3歳上・GIII・芝2000m)について血統・種牡馬別に検証していく。
過去10年で最多となる7回の馬券絡みが
ディープインパクト。次点で4回の
アドマイヤベガと
ステイゴールドが続く。なお、2勝を挙げる
スペシャルウィークは11・10年と連覇を果たした
ナリタクリスタルによる成績だ。
ディープインパクト産駒は延べ28頭が出走して「3-2-2-21」、同産駒としては安定感に些か物足りなさを感じるが、3勝を挙げる活躍ぶりには注目しなければならないだろう。今年は
カデナ、
サトノキングダム、
サトノワルキューレ、
ジナンボー、
センテリュオ、
フランツと6頭が出走予定。
カデナにおいてはサマー2000シリーズの優勝が懸かった一戦となる。
ステイゴールド産駒は延べ15頭が出走して「0-2-1-12」、昨年は13頭中13人気の
ショウナンバッハが3着に激走しており、データ集計期間外となるが08年には16人気の
アルコセニョーラが勝利するなど、
新潟記念においては意外性ナンバーワンの種牡馬といっても過言ではない。今年は昨年3着の
ショウナンバッハ、同コースで行われた佐渡S(3勝クラス)を快勝した
アクートの2頭がスタンバイ。
キングカメハメハ産駒は延べ6頭が出走して「0-0-0-6」、そもそものサンプルが少ないとはいえ、15年
ミュゼスルタン(1人気16着)、11年
エオリアンハープ(2人気8着)と上位人気馬が凡走傾向にある点は少々気になる。今年は
レイエンダ、
ユーキャンスマイル、
ダイワキャグニー、
コズミックフォースと実績のある馬が揃っており、その真価を改めて問われそうだ。