「
小倉2歳S・G3」(1日、小倉)
馬名のごとく、闘志あふれる走りで競り勝った。小雨が降りしきる中、3番人気の
マイネルグリットが差し切り勝ち。メンバー唯一の2勝馬が、無傷3連勝で重賞タイトルを手にした。
「馬場が読めなかったので、人気馬を見ながらいい流れで行くことを重視した」とテン乗りの国分優が振り返る。序盤は中団に控えたが、向正面過ぎから進出を開始。直線に入ると左ステッキ連打に応えてグングン加速し、内から迫った
トリプルエースとのたたき合いをしぶとく制した。
鞍上にとっては14年(
オーミアリス)以来2度目の当レースV。JRA重賞制覇は15年
函館スプリントS(
ティーハーフ)以来で通算3勝目となった。「馬の力を信じて早めのスパートをかけた。かわしてから長く感じたが、馬が一生懸命走ってくれた。まだ完成形ではないので楽しみ。素晴らしい馬」と鞍上は笑顔を見せる。
吉田師は「びっちり仕上げたわけではないが、馬っぷりは抜けていた。(3連勝は)すごいですね」と目を見張った。小倉2歳チャンプの勲章を胸に、さらなる大舞台へと歩みを進める。
提供:デイリースポーツ