いよいよ秋競馬が開幕する。しばらくは騎乗馬確保が難しい2場開催が続くだけに、各ジョッキーは好発進を決めて、大いにアピールしたいところ。
注目は昨年の4回阪神競馬で開催リーディング(12勝)を獲得した
和田竜二騎手(42)=栗東・フリー=だ。今年も開幕週から、土日阪神で17鞍騎乗という売れっ子ぶり。「関係者の方々に感謝しています」と本人はいたって謙虚だが、仕事に対する真摯(しんし)な姿勢に、トレセン内での信頼は厚い。
日曜メイン・
セントウルSでは
ファンタジストとコンビを組む。テン乗りだが「力はある。(休み明けを)ひと叩きしたことで、ピリッとしてくれれば」と期待の弁。先週の
小倉2歳Sでは、
トリプルエースで首差2着と惜敗だけに、今週こそは!の思いは強い。
意外にも、今年のJRA重賞では2着(3回)が最高。「勝つのは地方重賞ばかり。もう移籍やな(笑)」とおどけるが、来週のローズSには
桜花賞2着馬
シゲルピンクダイヤが控えており、手駒はそろっている。2年連続の開催リーディング&今季重賞初Vへ、開幕週から存在感を示したい。(デイリースポーツ・松浦孝司)
提供:デイリースポーツ