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セントライト記念・G2」(16日、中山)
ニシノデイジーは12日、ダービー以来のコンタクトとなる勝浦がまたがり、美浦Wで単走追い。残り4Fから徐々にピッチを上げ、直線は馬なりながらも体全体を使った力強いフットワークで走り抜けた。
5F67秒4-39秒0-13秒1とタイムは目立たないが、動き自体は休み明けを感じさせないものだった。高木師も「やんちゃな部分が徐々に解消されてきて、どっしりしてきた感覚があります」と成長を感じ取っていた。
春シーズンは苦戦が続き、
皐月賞ではまさかの17着に大敗。しかし、初めてメンコを着用したダービーで5着に入り、復活のきっかけをつかんだ。今回は
菊花賞へ向けて大事な一戦になるだけに、勝浦の表情も自然と引き締まる。「乗りやすかったし最後もグイグイと伸びていた。ダービーで改めて力のあるところを見せてくれたし、ここは勝ちを意識していきたいですね」と気合を込める。辛酸をなめた
ハービンジャー産駒が、最後のクラシック獲りへ弾みをつける。
提供:デイリースポーツ