netkeiba.comの連載「熱視点」でおなじみの島田明宏氏が書き下ろした競馬
ミステリー第3弾『ジョッキーズ・ハイ』(集英社文庫、580円+税)が、9月20日、全国の書店で発売を開始する。
【ストーリー】
地方の北関東競馬で禁止薬物事件が続発する。私怨か、愉快犯か、それとも……。
中堅だが三流騎手の一色純也が、恋人の売れっ子競馬ジャーナリスト、夏山沙耶香とともに犯人探しを始める。
北関東競馬の存続問題に発展しそうな雰囲気のなか、純也は危機感を覚え、自身の立ち位置を見つめなおす。その過程で、デビュー以来初めて経験する好調の波が訪れる――。
解説は小檜山悟調教師。
【島田氏コメント】
昨年、岩手競馬で続発した禁止薬物検出事件を念頭に書きはじめました。執筆中、
JRAの獣医課に取材をしてからほどなく、今度は
JRAで禁止薬物摂取の可能性があるとして大量の出走除外馬が出たので驚きました。当初は『サラブレッド・ドーピング』というタイトルにするつもりでしたが、主人公の純也の姿を描くうちにこのタイトルになりました。書きながら、ドーピングの卑劣さと愚かしさを知ることが、その対極にある純然たる真剣勝負の価値を知ることにもなると気づかされました。このシリーズを手に取ってくれた人に「ああ面白かった」と言ってもらうことが私の目標です。
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