神戸新聞杯に出走予定の
ヴェロックスは、ひと夏越して少したくましい体になっています。
「馬体重は500キロ。太くて重い感じはしないですし、成長分と思います。カイバも食べています。レースを重ねていくと、以前と同じくらいの体重になるかもしれませんけれども」と猿橋助手。
3日間開催の影響で、本日19日木曜にCWコースで川田騎手騎乗により追い切られました。
「ジョッキーにはリフレッシュした後なので状態を確認しながら終いを伸ばして貰うよう、お願いしました。時計は早くもなく遅くもなく、でしたね。
ジョッキーからは"折り合いもついていた"と言って貰えました。そんな中で舌鼓を使って促したらスッと反応していたし、まっすぐハミもとっている、とのことでした」
ヴェロックスという馬にはとても器用な印象を受けますが、そのあたりはこの秋も引き続き変わらないようです。
「以前から注文のつくような馬ではないので、いい意味で変わりはないです。クセがなく、すごく乗りやすい馬ですからね。
日本ダービーでも終いも脚を使えていましたし、ゲートも速いのでポジションを取ろうと思えばスッととれる。距離も含めて、調整次第でいろんな状況に対応できる馬だと思っています」
気になるのはお天気でしょうか。天気予報では土曜日から結構雨が降るようですね。
「ジョッキーとは、馬場がどれくらい悪くなるか、と話していますが、道悪はそういった条件で競馬をするしかないのでね。気にしていません。無事にこのレースをクリアして次にいけたらいいですね」
(取材・文:花岡貴子)