またも名馬のたてがみが切られた。93年の
菊花賞馬で94年の
天皇賞・春、
宝塚記念とG1を3勝した
ビワハヤヒデ(牡29歳)が、繋養先の北海道日高町の「日西牧場」で被害に遭ったことが、20日分かった。
16日に発見され、同牧場の高山直樹社長(47)は「怪しい人はいましたが…。横に10センチくらいバッサリ切られました。たてがみも短い馬なので」と話した。観光牧場ではなく、普段は見学を行っていないが、「わざわざこんな所まで来る人を無理に追い返すのもねえ。見るだけならと入れることもありました」と好意で見学を許すこともあった。今後は一切の見学を断るという。現在、被害届を提出する予定はないが、続くようなら検討するとしている。
15日は日高町の「
ヴェルサイユファーム」で
タイキシャトル、
ローズキングダム、18日には浦河町の「うらかわ優駿ビレッジ・アエル」で
ウイニングチケットがたてがみを切られたばかり。北海道の牧場で被害が続出している。
提供:デイリースポーツ