netkeibaデータベースの
リニューアルにより加わった「データ分析」から興味深い数値を紹介します。「データ分析」では騎手と調教師の相性も一目瞭然。「直近1年」「直近5年」「通算」のコンビ実績を調べることができます。「データ分析」から浮かび上がった
スプリンターズSの「
ゴールデンコンビ」はこちら。
【
奥村豊厩舎×
藤岡佑介騎手(
ディアンドル)】
ディアンドルを管理する
奥村豊調教師は開業6年目。派手な血統馬が入っているわけではない中で、毎年20勝前後を挙げている実力派として知られている。
今年はすでに20勝。ブレイクの兆しを見せている。その象徴的な存在が、デビュー以来7戦5勝2着2回と完璧な成績を収め、ここに挑んできた
ディアンドルだ。同馬はここまで継続騎乗が一度もなく、6人の騎手を乗せており、今回は2走前に
葵Sを制した
藤岡佑介とのコンビとなる。
奥村豊厩舎×
藤岡佑介騎手の過去5年の成績は、6-3-4-24。複勝率35.1%、複勝回収率123.5%となっている。直近1年は2-0-1-4だが、3番人気以内に支持された2頭はしっかりと勝利に導いている(
ディアンドル・
キクノルア)。
ディアンドルの前走、
北九州記念は二桁馬番が上位を占める決着となったが、その中で5番枠から先行しての2着は額面以上に価値のある内容。高速決着が続く中山コースに替わって、その自在性を生かすことができれば、チャンスは十分あるだろう。