2015年の
桜花賞馬である
レッツゴードンキですが、実は地味に凄い記録を塗り替えていました。
「ドンキはいま、牝馬の
JRAGI出走最多記録を塗り替えたんですよ。これまでで18戦。以前は
ブエナビスタが16戦で最多記録だったそうだ」と梅田師。
なるほど。他にも
JBCレディスクラシックや
香港スプリントにも出走していますからこの2戦を足すと…。
「牝馬ながらGI20戦!クラシック後半で少し成績を落としたけれど、短距離やダートに専念してからは長きにわたってコンスタントに走ってくれている。本当に凄い馬だと思うよ」
はい、短距離戦とあってかなり激しい接触もあったりしましたが、ここまでコンスタントに走り続けている彼女のタフさには恐れ入ります。
「ドンキは自分のすべきことをよくわかっていますね。久々の実戦ですが、それを苦にすることはないでしょう」
坂路での最終追い切りでは主戦の
岩田康誠騎手が手綱をとっています。
「2週続けてジョッキーに乗ってもらいました。反応は良かったですね」
この
スプリンターズSが
JRAのGI出走19戦目となりますね。
「これまでたくさん悔しい思いをしてきましたけれども、ほんとうによく走ってくれています。ドンキらしい終いを生かす競馬で頑張って欲しいですね」
(取材・文:花岡貴子)