「
凱旋門賞・仏G1」(6日、パリロンシャン)
武豊騎手(50)=栗東・フリー=が地元フランスのソフ
トライト(牡3歳、ルジェ)で
凱旋門賞に挑む。当初予定していたブルームは回避したが、再びチャンスが訪れた。当日は他のG1・3レースに騎乗も決定。大舞台へ向けて意気込みを語った。なお、
凱旋門賞は12頭立てとなった。
しぼんだはずの夢が大きく膨らんだ。
凱旋門賞の騎乗復活に
武豊は顔をほころばせた。当初予定していたブルームは回避したが、
ドーヴィル大賞・仏G2・2着のソフ
トライトの騎乗依頼が舞い込んだ。イ
タリア人オーナーの強い希望で、12万ユーロ(約1440万円)の追加登録料を支払っての出走となる。同馬は1日に
ドーヴィルで併せ馬を行った。併せた相手に騎乗した
武豊は「乗りやすそうな馬」と印象を口にした。
当日は他のG1・3レースの騎乗も決まった。1Rマルセルブーサック賞は依頼を受けていた日本産馬の
サヴァラン。「ビデオを見て、いいレースをしている。
凱旋門賞当日にディープ(インパクト)の子に乗って出られるのはうれしい」と楽しみにしている。2Rジャンリュックラガル
デール賞はヘルタースケルター。「乗り難しいと聞いていたけど、調教はそんなことなかった」と好感触。5R
オペラ賞のコムは「調教の動きが良かったし、すごく乗りやすい。(6月の)ディアヌ賞でいいレース(2着)をしているしチャンス」と力が入る。
「全部外国馬だね。日本人騎手が外国馬に乗って出るんだもんね」と外国人騎手が活躍する日本の逆をいくパターンに笑顔。日本の名手が世界の大舞台で存在をアピールする。
提供:デイリースポーツ