10月6日に東京競馬場で行われる
毎日王冠(3歳上・GII・芝1800m)の舞台となる東京芝1800m。このコースについて解説していく。
1〜2コーナーの間にあるポケットからのスタート。斜めに走って向正面に合流する。合流地点までは150mほどしかなく、外枠の馬は競馬が難しい。3コーナー手前で緩やかに上り、再度3〜4コーナーは下り坂になる。最後の直線は525.9m。残り480m地点から260m地点にかけて、高低差2mの上り坂が待ち構えている。坂を上りきってからはほぼ平坦。
コーナー3つの変則的なコースで、最初の2コーナーは32度で進行方向を変えるだけ。実際は「ワンターン」のコース設定に近い。初角で先行争いが落ち着き、そこから3コーナーまでは距離があるため、前半のペースが上がりにくい。そのため、究極の瞬発力勝負になることも少なくない。
毎日王冠は4回東京開催の2日目。4回東京は前半7日間をAコース、後半2日間をBコースで行う。したがって、
毎日王冠はAコース2日目の開催ということになる。
夏をじっくりと生育に充てられた上での秋開催。芝は絶好のコンディションが予想される。春の東京開催は
ヴィクトリアマイルで日本レコードが記録されるなど、非常に時計の出やすい馬場コンディションだった。また、先の4回中山が高速馬場だったのも記憶に新しい。同様の管理の元で開催されるのであれば、やはり時計の出やすい馬場になっている可能性は高いだろう。まずは、どの程度の馬場レベルになっているのか、1日目、2日目のレースでしっかりと見極めたい。