「サウジアラビアRC・G3」(5日、東京)
17年
ダノンプレミアム、18年
グランアレグリアと2年連続で勝ち馬が後にG1馬になった出世レース。断然の1番人気に支持された
サリオスが、期待に違わぬパフォーマンスで重賞初Vを決めた。
スムーズなスタートから4番手をキープ。淡々としたペースで流れて直線に向いてからが圧巻の走りだった。
クラヴァシュドールに外から迫られ、かわされそうになりながらも、馬体を並べてからさらにひと伸び。最後は1馬身1/4差をつけた。勝ち時計の1分32秒7は従来の2歳コースレコードを0秒3更新するおまけ付きだ。
石橋脩は「2着の馬もかなりの脚を使っていますが、それに伸び負けなかったのは力ですね」と強烈な末脚の切れ味に感嘆していた。
デビューから無傷の2連勝。「強かったね。いい勝ち方だった。これで(来年の)ダービーは決まったかな」と、ノーザン
ファーム代表の吉田勝己もジョークを交えて笑みを浮かべた。次走は朝日杯FS(12月15日・阪神、芝1600メートル)が有力。無限の可能性を秘めた大物の快進撃はこれからも続く。
提供:デイリースポーツ