「
京都大賞典・G2」(6日、京都)
師弟の絆が勝利を手繰り寄せた。11番人気の
ドレッドノータスが好位から抜け出して快勝。15年の
京都2歳S以来、約4年ぶりに重賞2勝目を飾り、3連単181万円超の大波乱を演出した。
道中は3番手。残り100メートルで逃げる
ダンビュライトをかわすと、そのまま押し切った。坂井は「ハナに行く馬の後ろでという指示でした。リズム良く運べたし、イメージ通りの競馬でした」と笑顔で振り返った。
自身にとっても今年のフィリーズRを
ノーワンで制して以来の重賞2勝目。前回は同着だったが、今回は文句なしの1着だ。「うれしいです。一番は師匠である矢作先生の馬で勝てたこと。関係者に感謝したいです」。チャンスを与えてくれた陣営に恩返しができた。
矢作師も「作戦通り。うまく乗ってくれた。瑠星で勝てたのが良かった。これから殻を破ってくれるんじゃないかな」とまな弟子の活躍を喜ぶ。次走は「オーナーと相談します」としたが、
天皇賞・秋(27日・東京)も視野に入れる。
同期の藤田菜七子の活躍に「お互い切磋琢磨(せっさたくま)していきたい」と刺激を受ける22歳が、これからも世代を先導していく。
提供:デイリースポーツ