神戸新聞杯はメンバー最速上がりタイの32.3秒で3着だった
ワールドプレミア(栗東・
友道康夫厩舎)。
菊花賞(10月20日・京都芝3000m)の優先出走権をきっちり確保しており、今朝9日はレースに向けた1週前追い切りを行っている。
前走時は最終追い切りに
武豊騎手が騎乗したが、今回は1週前追い切りに騎乗。CWコースで単走だったが、馬場入りから実にスムーズな感じで、春とは全く違うし、前走時よりも雰囲気が出てきた。
向正面から、きれいなフットワークで少しずつペースを上げていったが、決して折り合いを欠くような走りではない。むしろ、あまり速い時計が出ていないように見えるくらいだったが、実際にはラップごとにしっかりと加速できている。
ゴール前は肩ムチが入る場面があったが、そこでもう一段、ギアが上がった感じの走りになり、ゴールを過ぎてからもスピードは衰えていなかった。この動きを見るかぎり、まだギアがありそうな走りをしており、距離は長くなっても全く問題ないはず。時計は6F81.7〜5F66.8〜4F52.8〜3F38.9〜1F12.3秒と速い数字が出ており、見た目的にも時計的にも大一番へ向けて、ボルテージの上がる内容だった。
(取材・文:井内利彰)