前走の
オールカマー(GII)でまさかの9着と大敗を喫した
ウインブライト(牡5・美浦・
畠山吉宏)が、17日(木)にウッドチップコースで1週前追い切りを行った。
松岡正海騎手のコメント。
「今週はまだ体が重い感じがありましたので、併せ馬で最後ビッシリとやりました。ウッドチップコースが新しくなってまだ馬が慣れていないせいか、最初の部分で折り合いがつかなくて掛かり気味の分、時計が出づらいですね。重さがあってまだモタモタしていますが、息遣いは良くなっています。
馬のレベル自体は春よりも良くなっていますし、前走を1回使った上積みは感じます。これでどのくらい上向いてくるかでしょう」
前走の
毎日王冠(GII)で緩みのないラップで逃げて2着と力のあるところを見せた
アエロリット(牝5・美浦・
菊沢隆徳)が、18日(金)に、菊沢調教師自ら手綱を取って、ウッドチップコースで1週前追い切りを消化。菊沢調教師のコメント。
「秋初戦の前走(
毎日王冠・GII・2着)では良いスピードを見せてくれましたし、良い競馬をしてくれたと思います。1度使って変わってほしい方向に馬が変わってきてくれましたし、体に柔らかみがあって精神面も落ち着いています。
若い頃は環境の変化でバタバタする面が見られましたが、アメリカに遠征してから精神的に成長して物怖じしなくなっています。中2週なのでオーバーワークにならないように調整をしてきました。東京の2000mは初めてになりますが、気分良くは走ることができれば、終いバタッと止まることもないでしょう」
(取材・文:佐々木祥恵)